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事業分野

エンジニアリングを生業としている三菱重工エンジニアリング㈱ (MHIENG) が現在手掛けている事業は大きく分けて化学プラント・交通システム・環境装置 (CO₂回収プラント) の3つがあります。
ここではこれら事業分野の社会的意義および特徴についてご紹介します。

化学プラント事業

化学プラントとは、主として石油や天然ガス (炭化水素) を出発原料として、化学物質を生産・製造する設備・装置を指します。
当社は多数のプラントを手掛けておりますが、その中で代表的なものは下表のとおりです。

製造物 (化学物質) 用途
アンモニア・尿素

(出発原料:天然ガス)
穀物の生産に不可欠な化学肥料 “食”を支える
メタノール
(出発原料:天然ガス)
住宅建材に不可欠な接着剤や塗料の原料 “住”を支える
ポリエチレン
(出発原料:石油)
プラスチックの原料 “暮らし”を支える
高純度テレフタル酸 (PTA)
(出発原料:石油)
ポリエステル繊維の原料 “衣”を支える
アンモニア
(出発原料:天然ガス)
アクリル繊維の原料

化学プラントは無数の配管やバルブ・圧力容器・回転機が複雑に組み合わさって構成されており、すべての機器が必要なプロセスの一部であるため、その中に一つでも不具合があると目的の生産物を生み出すことはできません。高度なエンジニアリング力によって建設される、多数の機器を有機的に組み合わせた高度で複雑な特注品、それが化学プラントなのです。
MHIENGは1958年に当社初となる肥料プラントを納めて以降、世界中に多くの肥料プラントを納入し、世界のトップシェアを競う地位にあります。また、1980年代から三菱ガス化学㈱と共同でメタノール製造プロセスの開発を開始し、世界各国に高効率・省エネルギー・高信頼性の大規模メタノールプラントを納入しています。
私たちが手掛ける化学プラントは、世界中で人々の“衣”“食”“住”“暮らし”を支えています。

交通システム事業

私たちが普段何気なく乗っている鉄道車両は、車両・信号保安・運行管理・通信・電力・軌道・ホームドア等複数の要素 (サブシステム) が正しく連携を取り稼働することで、安全性を確保し定時性の高い運行を実現しています。
MHIENGは個別のサブシステムの設計・調達・据付を行い、それらが1つのシステムとして適切に稼働するよう十分な検証を行い、お客様に引き渡す「システムインテグレーター」です。

MHIENGは交通システム事業において中量輸送から大量輸送まで、顧客ニーズに応える幅広い製品ラインナップを展開しています。

中量輸送で代表的なAGT (Automated Guideway Transit) は、全自動・無人で運行されているゴムタイヤ式交通システムです。
空港向け用途では世界各国の大規模ハブ空港で、ターミナル間のスムーズな移動に貢献しています。また都市向け用途では、日本・欧州・シンガポール等の先進国において基幹交通システムのフィーダー線として、生活の足を担っています。
AGT車両は広島県三原市で製造しており、併設している試験線を用いて自動運転性能を事前検証し、設計・製造から引渡・保守に至るまで、製品のライフサイクルを通じ安全・安心なシステムの提供を行っています。

大量輸送用途の都市内輸送システム=MRT (Mass Rapid Transit) でも自動運転が世界的なトレンドであり、特に三菱重工がコンソーシアムリーダーとして納入したドバイメトロは世界最長距離を走行する全自動無人運転システムとしてギネス認定されています。
また高速鉄道では、史上初の新幹線輸出となった台湾高速鉄道において日本連合7社コンソーシアムのリーダーを務め、長年にわたるエンジニアリング分野で培ったプロジェクトマネジメントで日本連合を牽引しました。

MHIENGはこれからもエンジニアリングで世界各国の発展に貢献していきます。

環境装置(CO₂回収プラント)事業

地球温暖化への世界的な関心の高まりとともに、化石燃料の燃焼などによって排出されるCO₂を回収し、地中に貯留するCCS (Carbon dioxide Capture and Storage) 、油田に注入することで原油回収率を向上させるEOR (Enhanced Oil Recovery)といった技術が地球温暖化対策として注目されてます。

MHIENGは、1990年から関西電力㈱と共同で燃焼排ガスからのCO₂回収技術の開発を開始して以降、現在までに合計商用機 13基、実証機、合計 1基14基のCO₂回収プラントを世界各地に納めており、トップシェアを誇ってます。
2011年には米国大手電力会社と共同で、石炭火力発電所でのCO₂回収実証試験を行い、回収したCO₂の地中貯留にも成功し商用化につなげてきました。
2016年12月末には、CO₂生産量4,776トン/日という世界最大のCO₂回収プラントを納入しました。この装置は、石炭焚火力発電所の燃焼排ガスからCO₂を回収し、EOR用途として稼動しており、温室効果ガスの低減に大きく貢献してます。

MHIENGはCO₂回収技術のトップランナーとして、地球の明るい未来のためにこれからも貢献していきます。